減らない借金を完済するにはどうすればいいのか?

任意整理

減らない借金を完済するために、まずはなぜ借金が減らないのか考えてみましょう。

どうして減らない借金になってしまったのか?

借金が減らない原因とは?

  • 返済額が少ない・・・返済額が少ないと元金も減りにくい
  • 金利が高い・・・金利が高いと総支払額も増え返済期間が伸びる
  • リボ払いをしている・・・リボ払いは毎月定額で便利に思えても手数料が高い
  • 返済のための借金がある・・・返済のための借入れでは借金は減らない
  • 複数の借入がある・・・複数の借入の方が高い金利になる場合がある
  • 返済が遅れがち・・・返済日を過ぎると遅延損害金が付き返済額も上がる

リボ払いをする前に絶対に知っておきたい事

毎月の返済額を1万円や2万円など定額に固定できる支払い方法です。
無理なく支払えるという点で若い人にも人気ですが、デメリットもあります。

手数料が高いため、毎月の支払いを低く設定していると返済が長期化します。
返済が長期化するということは、借金が減らないだけでなく総支払額も増えるということです。

例えば、90万円をリボ払いで返済したと仮定します。
手数料は18%で、毎月2万円の支払いとすると完済まで何回支払うでしょうか。

支払い回数76回
返済総額1,509,754円(内利息:609,754円)

90万円が150万円の借金になる、といっても過言ではありません。

借金を返済しなかったらどうなるのか?

借金を返済をせずにいたらどうなってしまうのでしょうか。

債権者からまず電話がかかってきます。次に督促状や催告書が届くようになります。

これらを更に無視した場合は内容証明が送られてきて、一括で返済して下さいという話になるケースもあります。

それでもなお無視するといよいよ裁判となります。

督促状と催告書に従わなかったらどうなるのか?

督促状には未入金の返済額の他に遅延損害金の額が記載されています。
そして、早く連絡を下さいといった内容も文章も添えられています。

これだけでも悪い状況ですが、更に放置すれば内容証明を送られます。
内容証明には返済をしない場合は給与や貯金などを差し押さえますよといった事が記載されています。

法的には差し押さえはできませんが、プレッシャーは相当なものです。

減らない借金を返済する方法や注意点

借金返済の方法としてよく耳にするものを挙げてみました。

おまとめローンのメリットとデメリット

おまとめローンとは、複数ある借金を1つにまとめて返済していくというものです。
これにはいくつかメリットがあります。

返済先が複数だと管理が大変ですが、1つであれば楽になります。
また、複数ある借金を1つにまとめることで、総額100万円を超えると上限金利が15%になり利息の負担を減らせる可能性があります。

ただし、デメリットもあるので利用前にまず確認しておくとよいでしょう。

  • 必ずしも金利負担が減るとは限らない。
  • 高額の借入になるため審査が厳しくなる。
  • 返済期間が伸びることで利息負担が増える可能性もある。
  • 基本的に借り直しや追加借入ができない。

クレジットカードの現金化をやらない方がいい理由

返したくても現金もない、どこからも借入できない。そんな時クレジットカード現金化という言葉を耳にした事がある方もいると思います。

そもそも、クレジットカードの現金化というのはショッピング枠を使って商品を購入し、それを売却し現金化するというものです。

カードで買った商品をそのまま売却した。別に何か問題があるようにも思えないけれど・・・
そうです、確かに違法ではありませんが黒に近いグレーなのです。

更に、悪徳業者なども横行し犯罪や詐欺の被害に遭うリスクもあります。

クレジットカード会社では、こういった現金化を規約上違反としています。
現金化はクレジットカード会社から見れば不正利用ということになり、一括返済や利用停止、解約といった措置を取られることもあります。

これだけのリスクを背負ってなお、現金化をすることは賢い方法とは思えません。

法律の専門家に相談して債務整理を検討する

どうしても減らない借金をどうすれば完済できるでしょうか。
そんな時に頼りになるのが「債務整理」です。

債務整理と聞くと自己破産を思う方もいると思いますが、債務整理は自己破産だけではありません。任意整理や個人再生といった方法もあります。

では、どういった時に債務整理をするべきかその目安をご説明します。

  • 毎月の返済額が返済可能額を超えている状態
  • 3社以上の借入がある場合
  • 返済を延滞しがちなことがある方

これらの目安にあてはまっているとしたら、債務整理について考えてもいいと思います。
相談は無料というところが多いです。返済がきつく限界なら、早めに相談してみましょう。

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